辺境人けんの生活研究所

辺境人けんの生活研究所、革新はいつも辺境からやってくる!時々サバイバル。

艾未未氏作の1億円の壺と黄河文明の物の貴重さに対する感覚の違い。

艾未未 - Wikipedia

中国のアーティストで漢代の貴重な壺を割るというパフォーマンスをする方なのだが、この壺をただの安物だと思った他の人間に割られてしまった。

jp.reuters.com

要はこの壺などは本体の黄河文明が存在すれば容易に再生できるのであって、壺は従であって黄河文明が主であると感じさせる。

また、当時から非常に生産性が高いので遺物も限りなく多い。

日本のように物の生産が乏しく貧しい文明とは感覚の違いが凄まじい。

f:id:sigotoninja:20160515145239p:plain

kkomori.cocolog-nifty.com

上記より拝借、日本では鉄資源が貴重であったために古代の貴重な刀に対して曲げ試験をしてみるとは考えにくいが黄河文明人はやってのけてしまう。

日本人のように鉄の聖書的な感覚はない。

当時から大量生産社会で、その感覚は日本、ヨーロッパを2000年は先取りしている。また、上記鉄刀は鍛造線が見えることから後代の日本刀と同様の鍛造製法で作られており、鍛造技術そのものも日本刀の専売特許ではない。

日本人と違って物に信仰が発生しない態度が大きく異なる。